インバスケットの実務との相関

インバスケットがいくら実際の管理職の仕事をシュミレーションするように作られていると言われているとは言え、実際管理職は本当にこんな仕事をしているのか、という疑問がぬぐえない人がいるかもしれない。

実際のところ、確かめる術と言うのは存在する。

管理職一歩手前の人と、管理職を何年か既に経験している人が同じインバスケットの演習に取り組んで、結果を比較するのである。

その際は、結果として、管理職一歩手前の人よりも管理職経験者の方がずっと点数的には良くなるはずだ。

さて、実際のところどうだったであろう。

結果を比べてみると、歴然としている。

やはり管理職としての経験を積んだ方のインバスケットの解答というのは管理職らしい指示やPDCA、意思決定が行われている。

一方で、管理職一歩手前の人というのは、多かれ少なかれ、解答に頭の良さが反映されてしまう。

ディメンションで言うと、情報理解力だったり問題解決力、判断力、決断力などで点数の差が出てくるのだ。しかし、本質的には人を動かす能力、組織化力だったり人材活用力だったりはみんな一様にできない。

なぜならば、インバスケットは管理職を経験していない人が出来たら管理職がすぐにでも務まるということになるという論理的な矛盾が発生してしまう以上、管理職一歩手前の人はそれなりの答えしか出せないように設計されているからである。

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